ボリビアの虎ホセ、38歳。競売を主戦場とし、人が死んでた事故物件や、立替不可物件、100万円の一軒家などのセコイ物件を専門に扱う素人投資家。モットーは「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」


by sakenosei0041

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北京の不動産事情

先日仕事で北京に行ってきました。
外資系通信会社で働く僕の、北京事務所の同僚は月収約70万円。ホテルの隣のマッサージ屋さんの、英語ができて感じがよく、商売も上手な青年の日給は25元。二日に一回の勤務なので月給は400元。日本円で大体6000円くらいです。

北京の同僚が連れて行ってくれたのは、北京名物北京ダックのレストラン。最近では「北京ダックなら、北京で一番うまい」という評判のお店。つまり世界で一番うまい、ということです。総勢15名ほどの僕らが通されたのは、僕の家より広いような個室。掛け軸やら、ガラスの入れ物に守られたつぼやら(個室の中の)あちこちにあって、まるで博物館のようです。
中国式にとめどなく出てくる料理の、その半分も僕らは食べられませんでした。正確に言うと4分の1くらい食べた。見ただけでおなかいっぱいになってしまったので味はよくわかりませんでした。

北京の町をどんどんどんどん伸びている地下鉄。一回乗るのは3元です。日本円で45円。往復で乗るとマッサージのボーイの彼の日給の4分の1くらいになります。


マッサージ屋で彼の給料を聞いたとき、僕はてっきり聞き間違いかと思ってしまった。中国人の平均給料はまだまだ低い、ということは知っていたけど、でも地下鉄は3元だし、町の汚い食堂でチャーハンを食べても10元くらい。1日25元(それも二日に一度)では生きていけないのではないか、と思ったので。
しかし、後日万里の長城に連れて行ってくれたガイドによると、聞き間違いではないようでした。
彼自身、北京の大学で国際貿易を勉強した25歳。英語はかなり堪能だし、野心もある。それでいて月給2000元(35000円)とのこと。
中国ではいま、大学がどんどんできていて、大学卒がすごい勢いで増えている。しかし企業は即戦力を求めるのでミスマッチが大きく、大学卒でも仕事を探すのは非常に難しいのだそうです。
大学をでても、日給50元程度の仕事しか見つからない人がわんさかいるらしいのです。

僕の同僚のAndy君は、英語もぺらぺらで気もよいし、優秀であることは間違いないけど(もちろん僕よりずっとエリートで、多分ずっと優秀)、給料の差ほどの能力の差は、当然ないでしょう。ツアーガイドのDavid君と比べて。

中国のような、社会全体が、ものすごい熱気で一方向にうねって進んでいるようなところでは、どの波に乗るかでものすごく大きく差ができる。

確かにこの熱は、僕が行く前に想像していたものより、はるかに熱く、大きく、強いものだ、と感じました。社会全体が、人々が放つ強烈な上昇志向が、北京全体の空気の温度をぐっと押し上げています。熱に浮かれた空気の中で、ボウッとした頭で先に先にと進んでいく。いやあ、すごい。こんな国や社会はいままで見たことがなかった。

短い北京滞在でしたが、大変面白い体験でした。


ところで、日本に帰ってきてから俄然中国に興味がわき、先日放送された、NHKスペシャル「激流中国」を見ました。第一回は「富人と農民工」まさに上のような社会格差を扱った、傑作ドキュメンタリーでした。
面白かったのは、金持ちと貧しい人がそれぞれたくさん出てくるのですが、貧しい人達はみんなすっごい、いい顔をしていて、億万長者の多くはほんと最悪の顔をしていることでした。これって日本でもやっぱりおんなじなんだろうか。
考えさせられる。。。。
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by sakenosei0041 | 2007-04-11 20:11 | その他